文京区立森鴎外記念館で開催しているコレクション展「鴎外の東京の住まい」の
ポスター、チラシ、会場のサインなどのメインビジュアルを担当しました。

記念館になっている千駄木の土地は、鷗外が生涯で一番長く住んでいた家の跡地なんだそうです。
本展は書簡や家族の著述、図面や写真などをとおして東京での鴎外の暮らしを紹介する内容となっています。
ポスターに使われている図面を見ただけでも、きっと素敵な邸宅だったんだろうと想像します。残っていないのが残念です。

実在した人物ということで、参考資料をじっくり見ながら描くのは勉強にもなり
おかげで着物の構造に少し詳しくなりました。
個人的には同じく文京区にゆかりのある夏目漱石の作品「吾輩は猫である」の登場人物、
苦沙弥先生を現代版にアレンジしたエキストラがお気に入りです。

design:北野亜弓(calamar)

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コレクション展「鴎外の東京の住まい」

会期:2022年8月5日(金)~2022年10月16日(日)
※会期中の休館日 8月22日(月)、23日(火)、9月26日(月)、27日(火)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2
開館時間:10時~18時(最終入館は閉館30分前)
観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円)
※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料